あなたも自宅にTVを置いていれば、TVCM等を目にする機会は当たり前のようにあると思うのだが、そんなTVCMの中でキャッシングの情報を視聴した事も、きっと誰もがあるだろう。近年は正統派のタレントを起用する事により、キャッシングに対するネガティブなイメージを一掃した様にも見える。数年前までとは世間からの評価をガラリと変えたであろうキャッシング会社だが、特にそういったイメージの定着した企業は、無利息・金利ナシを掲げている所が多くはないだろうか?
とは言っても銀行にしてもキャッシング会社であっても、お金を貸すことによって金利と利息等を頂くことで、自社の経営を成り立たせている筈なのだ。それが、その唯一収入できるものを減らしてまで、そこまで出血大サービスをしてまで何が得られるのか傍から見れば分からず、「これって巧妙にそういう切り口からそそのかして、適当に理由つけて利息をふんだくるんじゃあ…」と、疑心暗鬼になってしまう人もいるのかもしれない。実際どうやって利益を得ているのか?何故そういったサービスを提供する事が出来るんだろうか?考えただけでは見当がつかないだろう。以上の事に関する理由を、今回は説明する主旨にしたいと思う。
例えば広告をスーパー等で出すとしよう、この際一番の目玉商品を出さなければいけないのだが、卵1パックが30円と大きく書かれていたとしたら、この商品を買うべく、日夜やりくりに必死な主婦が並んで飛びつくだろう。A4用紙の広告の1/4の紙面を目玉商品の宣伝の為に使われていたとしても、それだけの安さなのだから、誰もが「これが今回このスーパーにおける最大の破格の値段の商品なのだろう」と考え、疑問に感じない。実際目玉であるのだから、問題はないのだ。
消費者の目には、その特売の卵が止まり、スーパーで並ぶ事になるのだが、誰しも経験があるだろうが、目的の物以外に何かしら目に入れば、それを手に取ってしまわないだろうか?実は、それこそが無利息・金利ナシの実態なのだ。無利息・金利ナシを謳い、人を誘い込む。そしてそれを呼び水とし、人を更に呼び込むのが、このサービスならではの商法なのだ。
カードローン、キャッシング、どちらであっても関係はない、しかしだからこそ利用出来そうなサービスは使い、一度っきりでそれ以上の借金はしないと心に決めておけばいいだけの話なのだ。だが、継続的に使わせたいのが企業の狙いでもあり、利用者からすれば、それ程は長く借り入れは続けないという方向でいたい。いつまでも借り続ける事で、借金地獄に嵌って抜け出せなくなるのだから。